ひとり経済圏稼ぐ・器・固定費を、ひとりぶんの帳簿で

トレカをeBayで海外発送する — 封筒サイズの商材が輸出で強い理由と、2026年の発送手段

・ 約4分で読めます ・ 文責: ひとり経済圏

※本記事にはプロモーション(PR)を含みます。

うちのeBay輸出で、最初に売れた商品はポケモンカードでした。以来、輸出の主力は「カード型(紙もの)」に寄せています。この記事は、トレカを海外発送する実務——なぜカードが輸出で強いのか、2026年時点で何で送るべきか、関税と税務がどうなっているか——を、自社の実測ベースでまとめたものです。

目次
  1. なぜトレカが輸出で強いのか
  2. 2026年の発送手段 — 「書留」が消えた後の選び方
  3. 関税 — 「安いから免税」はもう無い
  4. 梱包 — 中古物販の検品と同じ思想で
  5. 税務と許可 — 輸出ならではの2点
  6. 出口は輸出だけではない
  7. まとめ

なぜトレカが輸出で強いのか

輸出1件の固定費を実測した記事で書いたとおり、海外発送には商品価格と関係なくかかる費用があり、クーリエ(FedEx等)を使うと1件あたり約5,783円が消えます。この壁を越える方法は2つしかありません。高いものを送るか、送料が極小のもので送るか

トレカは後者の王様です。

  1. 数十グラム・封筒サイズで送れる。重量課金の国際送料で最安帯に収まる
  2. 検品が一瞬。カード1枚の状態確認は、家電のように動作チェックが要らない
  3. 1枚買って1枚売るが成立する。仕入れ・撮影・出品・発送の工数が最小
  4. 日本限定のプロモカード・特典カードなど、日本にいることが仕入れの優位性になる商材が多い

2026年の発送手段 — 「書留」が消えた後の選び方

ここが今年の大きな変化です。小形包装物の書留扱いは2025年12月31日で終了しました。「安い小形包装物に書留(追跡+簡易補償)を付ける」という、低額トレカ輸出の定番ルートが使えなくなっています。

2026年時点の選択肢はこうなります。

手段追跡費用感(実測・目安)向く場面
小形包装物(航空)なし最安帯追跡なしのリスクを取れる低額品のみ
SpeedPAK Economyあり軽量帯は千円前後〜(eBayの出品ツール内で料金確認)低〜中額トレカの主力
国際エアパケットあり1.5kg帯で4,140円(自社実測)中量帯・郵便局から出せる
EMSあり・速い高い高額カード・速度優先
クーリエ(eLogi/FedEx等)あり・速い固定費だけで約5,783円(自社実測)高額品・詳細は固定費の記事へ

実務の判断は単純で、eBayでは「追跡なし」は事故時に売り手がほぼ全損します(未着クレームに対して発送の証明ができない)。だから追跡なしの小形包装物を使えるのは「なくなっても諦められる金額」のカードだけ。それ以上はSpeedPAK Economyを基準に、金額と速度でエアパケット・EMS・クーリエへ上げていく形です。料金は改定が続いているので、出品前にeBayの発送ツール内の最新料金表で確認してください。

関税 — 「安いから免税」はもう無い

2025年8月29日に、米国の少額免税(800ドル以下は関税なし、いわゆるデミニミス)が撤廃されました。数十ドルのトレカでも関税の対象です。

うちの利益計算では、米国宛は申告額の12.5〜15%を関税として最初から織り込んでいます(品目と日米の関税措置で変わるため幅を持たせています)。注意点は2つ:

梱包 — 中古物販の検品と同じ思想で

自社の梱包はこの構成です。カードの輸出はコンディションが価格そのものなので、梱包=商品の一部と考えます。

  1. スリーブ+トップローダー(硬質ケース)でカードを固定
  2. チームバッグ(外袋)で防塵、ビニールで防水——海外郵送は雨天の屋外仕分けが普通にある
  3. 厚紙かバブルメーラーで曲げ対策。「BEND対策」は海外バイヤーが一番見ているポイント
  4. 税関告知(内容品・価額)は正確に書く

税務と許可 — 輸出ならではの2点

出口は輸出だけではない

最後に逆サイドの話を。輸出は在庫の出口として強力ですが、円安や関税で採算が崩れたとき、国内で即現金化できる出口を持っておくと在庫リスクが下がります。うちも値付けを誤った在庫は国内で処分します。トレカの宅配買取は査定と振込が速く、撤退の受け皿として機能します(下のPR枠。当サイトはこの店の利用経験はなく、公表情報に基づく紹介です)。

まとめ

送料・関税の制度は変わり続けています。この記事は2026年8月20日時点の整理です。発送前に日本郵便・eBayの最新情報を確認してください。