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ひとり法人のホームページ、月0円で運営している — それでもサーバーを借りるべき3つの場合

・ 約3分で読めます ・ 文責: ひとり経済圏

法人を作ると「ホームページはどうしよう」が必ず出てきます。制作会社に頼むと数十万円、レンタルサーバーを借りて自作しても月1,000円前後——という相場感の中で、先に結論を書くと、うちの会社サイトとこのブログのサーバー代は月0円です。

このブログのURLを見ると分かるとおり、無料の静的ホスティング(Cloudflare Pages)で動いています。会社の公式サイトも同じ方式です。払っているのは独自ドメイン代の年1,000〜2,000円程度だけ

ただしこの構成は万人向けではありません。実際に運用して分かった「0円で足りる条件」と「サーバーを借りるべき場合」を分けて書きます。

目次
  1. 月0円構成の中身
  2. 0円で足りる条件
  3. レンタルサーバーを借りるべき3つの場合
  4. 1. WordPressの管理画面で更新したい
  5. 2. 独自ドメインのメールアドレスが欲しい
  6. 3. 予約・会員・決済など「動く仕組み」が要る
  7. 選ぶときの軸(借りる場合)
  8. まとめ

月0円構成の中身

仕組みは単純です。

  1. サイトの中身を静的ファイル(HTMLの束)として作る
  2. 無料の静的ホスティング(Cloudflare Pages、GitHub Pagesなど)に置く
  3. 独自ドメインを取って向ける

静的ホスティングの無料枠は、ひとり法人の会社サイトやブログ程度のアクセスならまず超えません。SSL(https)も自動で付きます。

会計面では、ドメイン代は通信費や支払手数料で処理する少額の年払いが1本あるだけ。会計ソフトの記事で書いた「共通対応の課税仕入れ」がひとつ増えるだけです。

0円で足りる条件

うちがこの構成で困っていないのは、次の条件に当てはまるからです。

逆に言うと、この条件から外れる瞬間に0円構成は急に苦しくなります。

レンタルサーバーを借りるべき3つの場合

1. WordPressの管理画面で更新したい

静的ホスティングには「管理画面」がありません。記事を書く=ファイルを作って反映する、という工程になります。ツールに慣れていれば速いのですが、ブラウザの管理画面にログインして書きたいなら、WordPressが動くレンタルサーバーが素直です。

とくに「将来、更新を家族や外注に任せたい」場合は差が出ます。管理画面は人に引き継げますが、うちの構成は引き継ぎのハードルが高い。属人化のリスクを金で外すのがレンタルサーバー代だと考えると、月1,000円前後は妥当な保険料です。

2. 独自ドメインのメールアドレスが欲しい

info@自社ドメイン のようなメールは、静的ホスティングでは持てません。方法は大きく2つで、メール機能付きのレンタルサーバーを借りるか、Google Workspaceのようなメールサービスを別契約するか。

月額で比べると、メール付きレンタルサーバーは「サイト+メール」がひとまとめになるぶん割安になりやすい。取引先とのやり取りをフリーメールでやりたくない法人には、ここが借りる決め手になります。

3. 予約・会員・決済など「動く仕組み」が要る

予約フォーム、会員ログイン、ECのような機能は、データベースとサーバー側のプログラムが必要です。静的ホスティングの守備範囲外なので、レンタルサーバーか、それぞれの専用サービス(予約SaaS等)に載せることになります。

選ぶときの軸(借りる場合)

うちはレンタルサーバーの利用経験がないので、ここは「もし借りるならこの順で見る」という要件の整理です。

  1. WordPressの簡単インストールと無料SSLがあるか(今はほぼ標準装備)
  2. 月額は「12か月一括の実質単価」で比べる。初月無料より、年額と更新費
  3. メール機能の有無(場合2が目的なら必須条件)
  4. バックアップの自動化と復元手順

固定費の考え方と同じで、期間を決めて総額で比べるのがここでも効きます。

まとめ

「とりあえず全部入りでサーバーを借りる」でも「全部0円に寄せる」でもなく、自分のサイトの役割を先に決めてから器を選ぶ——結局これが一番安く済みます。