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ひとり法人でも公庫から借りられるのか — 新規開業・スタートアップ支援資金を検討してみた

・ 約3分で読めます ・ 文責: ひとり経済圏

※本記事にはプロモーション(PR)を含みます。

物販をやっていると、あるところで気づきます。利益率より回転数、回転数より資金量が先に天井になる。仕入れる金があれば売れるのに、自己資金の範囲でしか仕入れられない。ここで初めて「借りる」が選択肢に入ってきました。

ひとり法人が最初に検討すべき窓口はほぼ一択で、日本政策金融公庫です。銀行のプロパー融資は実績のない1期目法人には現実的でなく、公庫は創業期に貸すことが仕事の政府系金融機関だからです。検討した中身を置いていきます。

目次
  1. 制度の要点: 新規開業・スタートアップ支援資金
  2. 審査で見られるもの
  3. 事業計画書で工夫した点(物販の場合)
  4. 融資と補助金は別物として二本立てにする
  5. 現在地と注意

制度の要点: 新規開業・スタートアップ支援資金

公庫の創業者向けの主力制度です(2024年3月に旧・新創業融資制度から拡充)。

項目内容
対象新たに事業を始める人〜事業開始後おおむね7年以内
限度額7,200万円(うち運転資金4,800万円)
担保・保証人原則不要(経営者個人の連帯保証も原則求められない)
返済期間運転資金は最大10年、据置最長5年
自己資金要件撤廃済み(ゼロでも申込可)

ひとり法人にとって大きいのは担保・保証の部分です。旧制度からの流れで、創業期は代表個人が会社の借金を背負わない形で借りられる設計になっています。失敗しても個人資産と切り離せるのは、合同会社と株式会社の記事で書いた「器で守る」発想の延長にあります。

詳細は公庫の制度ページで最新を確認してください。

審査で見られるもの

調べて分かったのは、創業期の審査は「実績の代わりに何を見せるか」の勝負だということです。

  1. 決算書(1期終わっていれば)。 うちはまず第1期の決算・申告を固めることを融資準備の第一歩に置きました。数字が確定していない会社に貸す理由はないので、順番として決算が先です。決算を自力でやった話はこの文脈でもありました
  2. 事業計画書。 公庫指定のフォーマットがあり、創業動機・商品・市場・資金使途・収支計画を書きます
  3. 通帳の流れ。 売上の入金実績、私費と事業費の分離。法人口座法人カードに支払いを寄せて記録を一元化しておくことが、そのまま審査対策になります

事業計画書で工夫した点(物販の場合)

物販・輸出で借りる場合の組み立てで、検討中に固めた方針です。

なお申請は認定支援機関(税理士等)経由にすると利率優遇や審査サポートが受けられる制度枠があります。顧問税理士がいるなら最初に相談するのが早道です。

融資と補助金は別物として二本立てにする

検討して整理がついたのは、融資(返済あり・大口・運転資金向け)と補助金(返済不要・小口・使途限定)は競合ではなく併用だということです。

補助金は後払い(先に自腹→後で入金)なので、つなぎの意味でも手元資金か融資枠があるほうが動きやすい、という関係でもあります。

現在地と注意

うちはまだ「決算を固めて、計画書の骨子を作った」段階で、申込・面談はこれからです。結果が出たら続きを書きます。