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事業用PCはどこで買う? — 10万円未満の中古と、30万円未満の新品BTO。売り場を検品の目で見る

・ 約4分で読めます ・ 文責: ひとり経済圏

※本記事にはプロモーション(PR)を含みます。

前の記事で、事業用PCは金額の壁で会計処理が変わるという話を書きました。10万円未満なら一発経費、青色申告なら30万円未満まで特例で一発経費。そして中古を選ぶなら、スペックよりも「状態の情報がどれだけ開示されているか」を見る——という5つのチェック観点も挙げました。

今回はその続きで、具体的にどこで・どのくらいのものを買うかです。前の記事のチェックリストを、実際の売り場に当てはめてみます。

目次
  1. 結論:金額の壁ごとに売り場が違う
  2. 10万円未満ゾーン:中古PCの狙い目スペック
  3. 売り場チェック:ジャンクワールドの場合
  4. 30万円未満ゾーン:新品BTOのメイン機
  5. 会計処理でつまずきやすい点をひとつ
  6. まとめ

結論:金額の壁ごとに売り場が違う

会計上のゾーン何を買うか売り場のタイプ
10万円未満(一発経費)中古・整備済みのサブ機/検証機中古PC専門通販
30万円未満(青色の特例)新品BTOのメイン機BTOショップ
30万円以上ワークステーション級ここまで要るかは要検討

前の記事で書いたとおり、メイン機は保証、サブ機は中古の価格性能という分け方です。これを売り場に翻訳すると「メイン機はBTOショップで30万円未満に収める」「サブ機は中古通販で10万円未満に収める」になります。

10万円未満ゾーン:中古PCの狙い目スペック

まず何を狙うか。2026年時点の中古市場でコスパの均衡点になりやすいのは、このあたりです。

この条件で、中古なら3〜7万円台が相場感です。10万円の壁まで余裕があるので、状態の良い個体を選んでも一発経費に収まります。

売り場チェック:ジャンクワールドの場合

中古PC専門通販のジャンクワールド(運営:アールキューブ)を、前の記事の5観点で実際に見てみました。

チェック観点実際どうか
バッテリー表記一部商品に「バッテリー90%以上」等の表記あり。ただし保証規定上、バッテリーは消耗品として保証対象外
ランク基準の明文化明文化された基準ページは見つからず。商品ごとの状態記載を読む方式
保証期間購入日から30日(OS無しPC・液晶単品は7日)
返品購入者都合の返品は不可
価格帯1万円台〜。価格は税込表記

正直に言うと、チェックリスト満点の店ではありません。保証30日は中古専門店として標準的ですが短めで、バッテリーは保証対象外。つまりここは「価格を買う店」です。役割で言えばメイン機ではなく、止まっても業務が死なないサブ機・検証機を、とにかく安くという買い方に向いています。逆に商品数と価格の安さは中古専門店らしい強みで、1万円台の検証機を「消耗品費で即経費」で転がすような使い方なら合理的です。

購入時は前の記事のとおり、商品ページの状態記載を全部読むこと、バッテリー表記のある個体を選ぶこと、法人名義の領収書が出るか確認すること。この3つで中古のハズレ率はかなり下がります。

30万円未満ゾーン:新品BTOのメイン機

メイン機は保証と電池を買う、が前の記事の結論でした。新品でスペックを事業用に寄せるなら、量販店の吊るしモデルよりBTO(受注組立)が単価あたりの構成の自由度が高いです。

BTOショップのアークオンラインストア(秋葉原の実店舗を持つPC専門店)を見ると、BTOデスクトップは10万円前後から。用途に合わせてメモリ・ストレージを盛っても、30万円未満の壁の内側に収めやすい価格帯です。保証規約・法人取引の窓口が独立したページで明文化されているのは、新品ショップならではの安心材料です。

事業用のメイン機としてBTOを組むときの考え方はシンプルで、

  1. 予算上限を「29万円台」に固定する(青色の特例枠。年合計300万円まで)
  2. CPUよりもメモリ32GBとストレージ1TBを優先する(事業用で先に詰まるのはこっち)
  3. 見積書・請求書・領収書を法人名義でもらう

の3つです。特例を使う前提なら、13万円の構成を無理に10万円未満へ削る意味はありません。壁のどちら側で買うかを先に決めて、その枠内で構成を決めるのが順番です。

会計処理でつまずきやすい点をひとつ

10万円未満かどうかの判定は、税抜経理なら税抜価格、税込経理なら税込価格で行います。税込108,900円のPCは、税抜経理の法人なら99,000円として判定されるので一発経費にできます。境界線上の買い物では、自社の経理方式を先に確認してください(免税事業者は税込判定です)。

まとめ

なお補助金の記事で書いたとおり、デジタル化・AI導入補助金ではPC単体の申請はできません(対象ソフトとセットが条件)。PCだけ買うなら、この記事の金額の壁で考えるのが基本線です。